瓔珞

再開しました。
いきなりライバルの貴妃が死んでしまいました。傅恒は爾晴と結婚するし、この後は嫻妃・純妃・爾晴との戦いになるんですかね。しかし、この3人だと悪人は悪人にしても主人公側にも問題があるという後味の悪さがありますね。特に爾晴。完全に傅恒の対応が悪いでしょう。皇后から結婚前には自分たち2人だけじゃなく爾晴まで不幸にすると結婚後には瓔珞への未練を断ち切るようにと何度も忠告されているのに全然分かってないですね。結婚式の時に自覚ある爾晴の方から他の女性が好きなの知っていると譲歩しているのに格好つけて夫の義務を果たすと宣言して期待させておいて、仕事が忙しいと言い訳して一緒に過ごす時間をとらず仮面夫婦関係を続けるのはダメでしょう。ちゃんと夫婦できないなら聞かれた時にしっかり言っておくべきでしたよ。実家や高官夫人と付き合ったら徒党を組む事になるからダメって正論だけどそれが爾晴にどんな生活をさせることになるかちゃんと考えたの?誰からも何も期待されずに将来への夢も希望もないまま独りぼっちで何もすることなく無為の時間を過ごして年をとっていき死を待つだけの人生じゃないの?そんな生活を強制されたら精神が不安定になっても仕方ないですよ。全部女性の素質の問題にするのは卑怯すぎ。
リハビリするのに不安定な船形靴はやめてー裸足は無理でもカンフー靴にしてー支えは力のある男性に頼んで無理のない体勢にしてー転けたら頭打ちそうな家具は片付けてー。熱意はわかるけど医療行為はプロに任せてくださいよ。皇后が素人に足引っ張られながらリハビリなんて待遇悪すぎですよ。皇帝も太医のどうして放置しているんでしょうか。
瓔珞のトラウマはわかるけど自分の価値観を皇后に押しつけていてビックリです。薬に避妊効果があるって皇后もちゃんと知っているんですよね。人生の優先順位を本人の意志を無視して他人が決めたらダメですよ。これ、皇后が主人で瓔珞が従だからいいようなものの立場が逆ならパワハラですよね。母体はどうなってもいいから皇太子求める外戚とベクトル逆なだけで本人無視という意味で一緒ですやん。
皇后の良さはわかるけど皇后としては本当に疑問な人物ですな。
貴妃の死に瓔珞が絡んでいるのを察したら消されるあたりといい、主人公サイドが気持ち悪くなってきましたね。
しかし、この後宮は入ってくる女性が官吏の娘=お手伝い付で育ったお嬢様ばっかりっていうのかなり問題ですね。後宮に入ったら妃たちに奴隷って思われながら働かなきゃいけないし、失敗したらおまる洗う仕事に飛ばされちゃうし。雪を見ながらの爾晴の台詞も感情移入しちゃいますね。それが平気って方が不思議ですわ。