王室二題

イギリスのウィリアム王子の結婚が決まって特集などを見る一方、現モナコ大公でグレース・ケリーの息子のアルバート大公が7月に結婚されるのにちっとも話題に上らないですね。婚約者のシャーリーンさんはすごい美人なのに!特集でシャーリーンさんをじっくり見たいというのは無理な願いでしょうか。
ところでおめでたいお話に水をさすようで恐縮ですが、グレース妃といいダイアナ妃といい立派な家の美人とスピード婚してうまくいかないと息子は交際期間がずいぶん長くなりますね。やっぱり相手の女性を徹底的に教育するのかしら。

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エリザベス女王の即位に際して王朝名が変わらなかったのにフィリップ殿下が傷ついて〜というのを数回聞いたことがあるのですが、どうしてこんな話が出回っているのでしょうか。
エリザベス女王の前の女王はかのヴィクトリア女王になりますが、彼女自身はハノーバー朝の最後の王であって、息子のエドワード7世からがザクス・コバーク・ゴーダ朝になります。メアリー1世の夫はスペイン・ハプスブルク家のフェリペ2世ですが、ハプスブルク朝にならず、テューダー朝のままです。つまりエリザベス女王が即位しても王朝名が変わらず、チャールズ皇太子の即位に伴いマウントバッテン・ウィンザー朝が始まるというイギリス王室が公表している方針はフィリップ殿下を軽んじているとか、政治に口出しさせないためとかいうわけではなく、単にイギリス王室の慣習に従っているに過ぎません。
おそらくないと思いますが、もし、万一、フィリップ殿下が王朝名が変わらないことについて不満をもらされたのが噂の出どころだとしたら、失礼ながら、イギリス女王の配偶者として勉強不足と言わざるを得ません。
ただ、誰かがエリザベス女王の即位前後の時期に「チャールズの時代になってもウィンザーのままでいいじゃん」って言ったのをフィリップ殿下が耳にして不満をもらしたのが間違って伝わったというのならわかります。