磁器磁器(ver.KPMベルリン)

ドイツの食器といえばマイセンですが、公式に晩餐会で使われているのは、KPMベルリンだそうです。
KPMベルリンはプロイセンのフリードリヒ大王が保護していた窯です。――当時はマイセンに触発されていろんなところで王公貴族が磁器の開発に力をいれていました。その後もKPMベルリンはプロイセンの王室御用達として発展していきました。ドイツ統一の主導権をとったのはプロイセンなので、考えてみれば自然な流れかもしれません。
KPMベルリンがマイセンほどポピュラーじゃないのは、価格が大きいと思います。はっきり言ってマイセンより高いです。
ところでKPMというのは王立磁器製陶所の略なのですが、王政廃止されていても名前は変えないと公言しています。プロイセンって冷戦の時は東側だったのにずいぶん頑張ったのですね。