マーリン2

全体的には1の方がよかったですね。コミカルを通りこして悪のりにみえるシーンもありました。これがイングリッシュジョークでしょうか。後、テーマがどうしても。魔法使いが悪いと思えないので、ウーサーはもちろん、時にはマーリンやアーサーまで弱いもの苛めに見えてしまいます。キャメロットの住人も、罪もないというのに完全には同意できません。どうしてクーデターも反乱も起きないのでしょうか。アーサーが生まれるまでは共存していた人たちが殺されていくのを黙って見ているだけ?しかもどんな理由があれ敵が強かったら倒した時にカタルシスがあるのに、弱くて一方的に迫害されている状況では後味が悪いだけです。最後の方は敵が強くなったので面白かったです。
多分魔法使いの受難=マーリンの苦悩を描きたいのでしょうけど、ここまで長いと悪い魔法使いとの戦いが魔法使い側の正当防衛に感じられます。内容も同じことをパターンを変えた感じで、ウーサーなんて何回ガイアスを疑ったらちゃんと信用できるのでしょうね。その割りに各エピソードは時間が足りていなくて登場人物のキャラクターを理解する前に話が終わって去って行くし。
でもラスト3話はよかったです。この続きは丁寧な作品をたくさん制作しているBBCの良心に期待します。早くイケメン円卓の騎士を出して下さい。