だって正史なんだもん

正史の三國志孔明の記述に悪意がある(というかちゃんと誉めていない)とのことで、陳寿は先祖のことで孔明を恨んでいた説があります。そうでしょうか?確かに自分の感情が全く入っていない文章を書くのは不可能です。しかし、別に陳寿があの時代が好きで個人的に情報収集して記録した作品が偶々残ったわけではありません。陳寿は官吏として正史を書く仕事をしただけです。正史的には(内情はどうであれ)後漢献帝からちゃんと形式にのっとって禅譲された曹丕が正当な皇帝、正当な支配者です。劉備は厳密には勝手に皇帝を僭称した人物で孔明はその部下に過ぎません。
もっと悪く書かれても仕方ない立場では?