カーネーション

とうとう主人公の着物まで地味になってしまいました。
善作の死因が皆の優しさが積み重なったものであるのが切ないです。でもあの遺影はありですか?
お葬式の後の町内会の嫌がらせには、飽食の時代に生まれ育ち餓えを知らない私には何も言えません。まあ、世間を知らないというのは事実で、逆に自分たちがいかに恵まれているのか気づいて成長できたのは良かったと思います。っていうか、ドラマで登場人物が限られているにしても、糸子の世間はちょっと狭すぎませんかね。
結局軍服だけ作っているのでしょうか。軍服の合間に洋服も作っているのでしょうか。
奈津はこのまま退場でしょうか。糸子は怒っていたけど、糸子自身にも企画力はあっても経営はどうかという面がありますからね。お母さんの実家がなければ、小原家も同じ運命だったわけですし。1万円が妥当な値段かわかりませんが、あんな先行き不透明な時代に、いくらお金があっても投資できないのは当たり前ですね。しかし奈津のお茶を出す作法が完璧で見とれてしまいました。糸子がもう少し早く雇うと言っていても、奈津はプライド高いから小原家で働くのを断ったのじゃないでしょうか。住所や職場がわかっていたら借金取りも来そうですし。
勘助とおばちゃんが久しぶりに出てきたと思ったら…。会いたい人、好きな人に会うのに資格なんてありません。お母さんのアドバイスと不良品判明が重なって機嫌が悪くて…というタイミングの悪さが妙にリアルでしたね。