一緒にいる時間が家族を作る

平安〜鎌倉への時代に平家は仲がいいのに源氏は〜とか、頼朝が弟に冷たいという意見を見ると、仕方ないやんと思います。
そもそも一度も会ったことのない母親が違う兄弟に大人になってから会ったとして、肉親の情なんて簡単にわかないでしょう。
一方の平家は狭い都の中に犇めいて住んでいて、ことあるごとに顔を合わせて育っているのですから、源氏と感覚が違って当然。
義経たちはもちろん、頼朝も同情すべき点があると思いますけど。
…というのを、父になるという映画の宣伝を見ながらツラツラと考えていました。義経と頼朝は理解し合うことのないまま、最終的にそれぞれのバックボーンとなる世界へ別れていくのけれど、この映画の結末はどうなるのでしょうか。