未来を花束にして

洗濯婦って時代物でたまに見かけるし中国後宮物では主人公の逆境として定番ですけど、今回ハードすぎる職業だと初めて知りました。
しかし、夫も同じ工場で働いていて母親も同じ場所で働いていたって、短期間で使い捨てなブラックで流動的な職場っぽいのにほんの100年前の都心部でもすごい狭い範囲で生きていたんですね。中途採用組のバイオレットが浮いているのは運動が原因の様に描かれているけど、平凡でも古参とは違ったんじゃないかなと思います。
最初の方で車に乗っていてバスだと思うけどもあのシステムでいつ料金を払うのか謎でした。途中で料金回収に来るシステムでしたっけ?
カメラ捜査がこの頃始まったんですか。隠し撮りって言われても結構大きいカメラですけどね。
一般家庭でも国王の写真を飾って挨拶していたんですね。ちなみに、時期的にジョージ5世(現エリザベス2世の祖父)ですね。
代読で戸惑っていたのは字が読めないのかと思っていたけど普通に読めるんですね。同僚の女性も新聞を普通に読んでいるみたいですし、4歳で孤児になって7歳から働いている境遇にしてはいったいいつの間に勉強したのでしょうか。っていうか、当時の識字率ってどれくらいなんでしょう。
この階級でもコルセット必須なんですか。大変ですな。
ポストや電線が破壊されるより政治家の別荘が爆破される方が大変なんかい…と思わず突っ込んでしまいました。
モードが寝ていたあの教会って無人なんでしょうか。あんなとこに女性一人で犯罪に巻き込まれたりしないのか、この辺の違いがよくわかりませんでした。そして、仲間の家に泊まれない理由でもあるのでしょうか。
いやいや。法に従えというお言葉に対する答えはもうフランス革命の時に「法に従って処罰される義務があるなら、法を作るのに参加する権利がある」と返されているはずですけど。
この作品の映画の中でも暴力への疑問とか出ているけど、結局、死者が出るまで何も変わらないんですかね。そうならないための運動ですけどね。
この時代の女性の喪服って白?それとも特別な意味があるんですかね。最後の当時の映像からも実際に白の様でしたね。
しかし、番つらかったのは「ハンストへの野蛮な治療」より、パトカーで家に送ったり新聞に写真を載せたら権力側が何をしなくても社会が居場所を奪っていく報復が行われるってことですね。