武士の家計簿

見てきました。笑いあり涙ありで、いいホームドラマでした。松坂さんがすごい。あの着物に対する思い入れは女性ならわかるかも。小物もいろいろ面白い。塗りのお弁当とか、碁盤も細工してあったり。あと、さすが金沢だけあってお魚がおいしそう。
でも歴史好きから見ると「武士」の家計簿じゃないです。原作にあった武士という身分についてくる制約がなくなっていました。姫君様からいただいた棗を売っちゃったりしたらお家取り潰しモノですよ。これが一番引っかかりました。
まあ舞台が江戸時代のホームドラマと思えば楽しい映画です。ただ前半に比べると後半はいまいちかも。役者さんの力の差かなあ。
しかし東大の赤門ってこうやって世代で見たら幕末直前にできたものなんですね。
ところで時代劇では好きな女性に縁日で髪飾りを買うのが標準装備なのでしょうか?