父を探して

昨日の大河で、茶々の子供は秀吉の子供ではないと言われてましたね。鶴松と秀頼が秀吉の子供ではないのじゃないかという疑惑はよくききますが、私は秀吉の子供の可能性が高いんじゃないかと思っています。
秀吉の子供ではないと言われるのは、たくさん側室がいたのに誰にも子供ができず、茶々だけが2人も子供を産むのはおかしいという状況が前提になっています。でもこの前提自体が明らかにまちがっているでしょう。秀吉の子供については茶々の産んだ2人だけが確かな史料があるというだけで、長浜にいたころ男の子(秀勝)がいたけど夭折したという説があります。説があるというのは史料があまり残っていないため秀勝は実在していないという説もあるからです。秀勝についても見解がわかれるということは秀吉の子供のことは正確にはわからないということでしょう。流産や夭折した女の子なんていても記録に残ってもいないでしょうね。というか秀吉自身若いころのことはよくわかっていませんからね。
まとめると秀吉の子供は

  1. 茶々の産んだ鶴松、秀頼の2人だけ
  2. 鶴松、秀頼+秀勝の3人
  3. 秀勝はいないが、鶴松、秀頼以外に史料に残っていない子供がいる。正確な人数は不明
  4. 鶴松、秀頼+秀勝+史料に残っていない子供。正確な人数は不明

という4パターンが考えられます。
子供がいない原因を秀吉に求めるなら、鶴松の夭折から考えて、子供が丈夫じゃない体質というかDNAだったのではないでしょうか。まあ、根拠のない推論ですが。秀吉が子供のできない体質というには史料が少なすぎると思います。まあ、こういうのは悪魔の証明といって、将来的に秀吉の子供について新史料が出てくる可能性はありますが、秀吉に子供が2人しかいないことを裏付ける史料は出てくることはまずないので、どんな説でもちょっと強引になるのですけど。