昨日の説明

なんとなく勢いに任せて書いたのですが、読み返してみたら、タイトルと内容がマニアック過ぎでした。
1381年にイギリスでワット・タイラーの乱が起こります。これはイギリス史最大の農民の反乱とも言われています。反乱の原因は百年戦争の戦費を賄うためにどんどん税金が高くなっていったことです。
日本では百年戦争といえば、後半戦の最後の方のジャンヌ・ダルクが有名ですが、こちらは前半戦の最後の方です。
百年戦争は前半戦も後半戦も初めはイギリスが有利で、最後にはフランスが盛り返してなんとなく和解という流れになっています。なのでこの時期は、フランスにあった領土を失い、財政が苦しく、戦争は成果が上がらずという状況でした。そんな中、反乱が起こり、国王が直々に指導者ワット・タイラーと会って話し合う程の勢いでした。しかし、国王と交渉中にロンドン市長がワット・タイラーを短剣で刺し殺し、反乱は急速に収束します。
ロンドン市の紋章には短剣が描かれていますが、長らくらこのエピソードからきていると言われていました。ところがワット・タイラーの乱より前の紋章に既に短剣があるのが発見され、今では否定されています。