学力後宮

近年、西太后というか清朝末期が見直されているようですね。そこで気になるのは後宮の採用基準です。
まず、満州人であること。あまり美人過ぎると女性に溺れて政治を蔑ろにするから×。身分が良すぎると外戚が権力をふるうから×。で、頭がよくないとこれまた×だったらしいです。確かにDNA的に考えて母親が勉強できる方が優秀な皇帝になれそうでいいのでしょうね。
問題はなぜ西太后が実権を握れたかです。同じ皇太后として二人で幼帝の後見をしていましたが、皇后だった東太后の方が格上とされていました。しかし東太后は字が読めなかったので、文書を見ても内容が理解できず判子をおすだけで、実質西太后が政治をしていたと以前説明されていました。後、当時の中国人女性は身分が高くても字なんて読めないのが当たり前で、西太后が異例といわれていました。
でもこの後宮女官採用条件をみるかぎり、少なくとも満州族家庭では娘に読み書きを教えるのは当たり前、東太后も普通に字が読めたんじゃないのと思います。
太后って支配欲があんまりなかったのですかね。政治に興味がなくても支配欲があったら、このポジションならこんなに影が薄い人物になりませんよ。それとも実は考え方が西太后とそっくりだったとか?
私ならガンガン口出ししてすぐに退場(暗殺)させられそうです。