カーネーション2週間分

また夏がきました。ロイヤルで働いている糸子の帯の結び方がよくわかりません。貝の口にしてはタレがありますし。これが噂のやのじでしょうか。神戸からドレスを持って帰る時の風呂敷もお洒落な縞でしたね。珍しく赤い着物と思ったらすぐにカラシ色になってしまいました。でも帯は…。若い設定なのでもう少し明るい色の方がいいのでは?冬はお太鼓で夏は半幅みたいですね。最後はよくみえなかったけど紬でしょうか。
あのワンピースは足が長く見えますかね?ローウエストですけど。ジャストウエストかハイウエストなら長くみえますけど。あの頃はローウエストがお洒落っぽかったのでデザインは良かったですね。そして日本好みの白い襟。
ロイヤルで男性が洋服なのに糸子は着物なのは時代でしょうか。
奈津は結婚延期なら大丈夫でしょうか。本当に危なかったら婚約破棄ですからね。しかしあの父親、ちゃんと仕事していたのですね。女将さんでもっているのかと思ってました。結構きつそうな女性でしたし。女将がぼうっとしていても奈津でもっているということは、あの女将さんはあんまり経営手腕がなさそうですね。それは結婚も急がないと。と思ったけど、あの婿さんではねぇ。なんか重い物運びにも使えなさそうですね。
電話を借りに行っている時に糸子姉妹が全員帯を前で結ぶ寝間着姿でびっくりしました。昔の日本女性は慎ましいと言われているけど、下町ではお年頃の娘さんが寝間着に何も羽織らず、近所をうろうろしていたのですね。
春太郎の時にダンス無視の音楽で笑いました。これまたあっているから面白いですね。
お葬式の時ぐらい髪はアップした方がと思いましたが、主役だから常にヘアスタイルが一緒なら着物を変えただけで別のシーンが撮れるという撮影上の問題でしょうか。そういえば奈津はよくヘアスタイルかわりますね。
セーラー服シスターズはあそこにいて最初のお客さんの時に気づかなかったのですか?それ以前にセーラー服にあれだけ人を雇うだけの需要があったのでしょうか。
相変わらず、日傘の存在意義を問いたいほど顔に光が当たりまくっている奈津ですが、糸子の「あんたのこと知らへん」がかなりトラウマだったようですね。
そしてお母さんは駆け落ち経験者なだけあって恋ばな好きですね。
神戸では実質代替わりして、糸子も可愛い孫から親戚の娘に格下げになったようです。それに比べて岸和田のお祖母ちゃんは元気ですね。息子と嫁が頼りないからしっかりしなきゃと思っているせいでしょうか。
糸子が独立したら大変そうですが、善作はそこまで考えているか怪しいですね。お店を繁盛させているけど、商売人としては成長していない気がします。ロイヤルが儲かっているのはあのいけすかない店主の経営手腕があってこそですし。糸子曰く付き手抜きなんてとんでもないそうですが、それって糸子には納期管理や労働時間に対する売上高や本来の仕事(スーツ)の中での位置付けなどができていないってことですし。裁断やデザイン画ってサービス料をちゃんと請求しているのでしょうか。末松商店からすれば生地が売れたらいいのでしょうが、洋裁士としてはタダ働きになってしまうわけで、ワンピースの代金をタダにしてしまった時から成長していないというイタイ展開になってしまいます。根岸先生がミシンを買わない糸子を絶対に特別扱いせず、謡の月謝という形にこだわったのと対照的ですね。ああいう形のない技術ってちゃんと線引きしないとタダで当たり前、お金を払う価値のないサービスになってしまうことをよくわかっていたからでしょう。あと、家族がセーラー服作りに協力してくれないと愚痴っていたのも、糸子が人を使う訓練ができていないことを暗示していましたね。今まで糸子は身内の協力で色々乗りきってきましたが、神戸の代替わりと祖母との二人暮らしで身内を頼れなくなってきたので、成長せざるを得なくなったわけで、独立後どうなるか楽しみです。一方で若女将として吉田屋を経営している奈津はどう絡んでくるのでしょうか。妻の実家の援助なしでは倒産するような呉服屋で洋裁士としての職人教育しか受けていない糸子と、ちゃんと儲かっている料亭で未来の女将さん=経営者として育てられた奈津がどうなっていくか、見所がたくさんありそうです。