大河

今年の大河は汚いというより色がないですね。4位?の忠盛の妻より市場の庶民の女性の方が色彩豊かってどうなんでしょう。っていうか袴なしっておかしいのでは?この時代は小袖なしでも袴はちゃんと着けてたと思うのですが。袴は下着ですし。
コドモな主人公に比べ周りがちゃんと大人なところがいいですね。忠盛っていえば、朝廷の命令で海賊退治した時に捕虜が取調べで、「肝心の海賊は賄賂を払ったからそのままで、我々貧乏で賄賂を払えないただの漁師が犠牲になった」ってばらされちゃったエピソードの持ち主ですが、この忠盛は画面に映っていないだけで実はしてそうな裏のある感じがいいですね。コドモ相手に「犬が泥をはねた」とか「耳が遠いから近くにいかないと」とか「源氏の方が実力上」とかまともに相手せず嫌味で返す余裕かつ大人な対応がすばらしいです。こういう人に私はなりたい。
鳥羽上皇崇徳天皇が血が繋がっていないって璋子のいうとおり叔父甥だからちゃんと親戚ですよ。ところで松雪さんとの女の戦いはまだですか。
テーマの今様は今回改めて作曲したそうです。確かにずいぶん現代的なメロディですものね。「あそーびをーせんーとやー」みたいになっていますが、平安時代なら「あーそ−びーをーーせーんーとーや」って感じですね。そういえば、信長で有名な幸若舞の敦盛を復活させたというのを聞いたら、ドラマでよく聞く謡と全然違って抑揚がなさ過ぎてかなり単調なメロディでした。当時の人がお能にはまるのも納得でした。