100年前の世界の王室

100年前の世界の王室 (100年前シリーズ)

100年前の世界の王室 (100年前シリーズ)

今途中です。
1906年明治38年)に発行されたものです。おかげで当時の視点が面白いです。王室のことを書いているのに国によって傾向がはっきりしています。
西太后が愛人との間に子どもまでいた事になっています。当時から言われたい放題ですね。日露戦争の後なのでロシアのニコライ2世がいい君主なのか、性格に難があるのかどっち?と言いたくなる分裂っぷり。まあ、明治に国が混乱するのは君主の責任ですとは書き辛いのでしょうね。一方でヨーロッパへの賛美っぷりがすごいですよ。まるでエドワード7世が両親と仲のいい、いい息子見たいです。しかも、家庭的なよき夫って何の冗談でしょうか。