愚姉賢妹

あんまり知られてませんが、バイエルンノイシュバンシュタイン城を作ったり、ワーグナーのスポンサーだったりその他色々で有名なルートヴィヒ2世には婚約者がいまして、こちらも放浪で有名なエリザベートの妹のゾフィーです。まあ、結局は破棄になったのですけど(そのためエリザベートを含むゾフィーの家族と国王は一時険悪だったらしい)。まあ、婚約自体がルートヴィヒが密かにエリザベートに憧れていて妹と〜と言われたりしていて、ルートヴィヒのその後の人生と恋愛模様をみる限り、むしろ結婚せずにすんで良かったと思いますけど。
ゾフィーはその後別の男性と無事に結婚しました。そして、パリの慈善バザーに参加していた時、火事になり売り子さんを先にした為に逃げ遅れて焼死という事故で亡くなられました。こういうところがヴィッテルスバッハは呪われているといわれる所以でしょうか。姉のエリザベートの死の1年前なので精神衛生上よろしくなかったでしょうね。この時紳士方は人を押しのけて我先に逃げたそうで、ゾフィーの弱者優先の姿勢は讃えられた一方それに比べて…と言われたらしいです。何処も同じですねぇ。