呂蒙

呂蒙(りょもう) (PHP文庫)

無茶苦茶珍しい主人公です。さすがファンの多い三国志。マイナーな人物でも需要があるのでしょう。
呉下の阿蒙に非ず、のおかげで非ずなのに逆に蒙ちゃんなイメージの強い呂蒙。これは前半の蒙ちゃん時代があまり出てきていません。後、家族とか全然出てきていません。架空（多分）の2人と呂蒙が中心に動いていきます。
普通に名前だけで書いていたりするので誰？になったりします。魏王・操ってよく出てくるけど聞いたことない人だなあとしばらく思っていました。
呂蒙は主役なのにあまり目立っていない気がします。さすが名前がちょっと出るだけで印象を残す人が多いですね。後、すごく冷静に書いてありますので。敵だからと悪く書いたりしていないので。
忍びみたいな2人とかあくまで小説な感じなのに、全体的には歴史書みたいになっています。あんまりスピード感とかはないですよ。私的には呂蒙には蒙ちゃんらしくキャッキャッしていてほしいところです。