最後の一人

この間満州皇帝のドキュメンタリーを見ました。まあ、特に目新しいことはありませんでした。
あんまり語られないけど、愛新覚羅溥儀って歴代皇帝の中で「皇帝」をわかっていない皇帝だったような気がします。何しろ退位したときでさえ6歳の子どもだから仕事は全部摂政がしていてくれて成人した頃には肝心の仕事はなく紫禁城に住んでいるだけの元皇帝で、しかもく皇帝がいなくなっちゃったから代わりに皇帝をしている人物もいませんしね。言うまでもなく皇帝のお仕事は統治なんですけど、溥儀にとっての「皇帝」とは統治をせず権威づけの贅沢と儀式をするだけに見えるときがあります。普通なら子どもでも将来統治をしなさいって教育を受けるものなんでしょうけどね。
どうでもいいけど、この時代の愛新覚羅さん家は子どもの数が半端ありませんね。