女王ヴィクトリア

2回続けてマタニティーブルーな女王と頑張りが的外れになっちゃうアルバート公のお話でした。
アルバート公が煤だらけになるほどリアリティに拘るイギリスって素晴らしい。後、ヴィクトリアが私は牛じゃないって言って乳母を探すところも素晴らしい。
アルバート公は進歩派だから仕方ないですね。
走るアルバート公を見てせめて馬に乗りましょうよって思いました。
うーん。ここだけ見ればいい話だけど鉄道や工業化のせいで土地を追われた小作人たちがロンドンの貧民街の住民その1グループになっていくわけで手放しで喜べせんね。まあ、どこでもあるあるなんですけどね。
アルバート公の摂政第一候補なのはいいけど、妊娠がわかった途端に親戚がしゃしゃり出てくるの、これこそイギリス人が嫌がっていることなんじゃ…。
カンバーランド叔父様がやーな感じなんだけど、世襲だったらこうなりますわな。能力やら努力やらに関係なく生まれた順番で絶対的に上下関係が決まっていて出世しようと思ったら「上位」の不幸で繰り上がりしかないとなったら、身内が死ぬのを子どもができないのを願うしかありませんわな。
出産の立ち合いを拒否るヴィクトリアにびっくりです。まだ隣の部屋なだけ時代が進んでいますよ。マリー・アントワネットなんて同じ部屋に貴族が何十人もいたんですよ。庶民の前で産んだ妃もいるんですよ。
息子のドイツ皇帝を半イギリスにしちゃった皇后ヴィクトリアのご誕生です。
フランカテリにはかわいそうだけどスケレットの決断は仕方ありませんね。これから女性への締め付けはもっと厳しくなりますし。
しかし、王宮付きコックさんよりレストランのシェフの方がいいのかぁ。