群雲、関ヶ原へ

群雲、関ヶ原へ〈上〉 (新潮文庫)

群雲、関ヶ原へ〈上〉 (新潮文庫)

群雲、関ヶ原へ〈下〉 (新潮文庫)

群雲、関ヶ原へ〈下〉 (新潮文庫)

タイトル通り、関ヶ原に関わった人たちの物語。普通なら取り上げられないような武将たちがたくさん出てました。それだけに結構把握が大変ですけど(いきなり過去や未来に飛んじゃうので)婚姻関係だけでも意外な繋がりがたくさんありました。家康も一人っ子なのに親戚がおおいなぁとか。女性がほとんど出てきませんが、上杉景勝福島正則がヒロインっぽいというか周りから特別扱いされていました。後、ガラシャがあんまり聖女らしくなくていい感じで、前田利長がすっごく策士っぽくて素敵でした。まあ、この本では基本的に皆野心家で素敵なんですが。
関ヶ原は色んな人の人生がかかっていたと実感できます。でも、関係者一同、まさかここでほぼ固定化するとは思っていなかったでしょうね。