権記

藤原行成「権記」全現代語訳(上) (講談社学術文庫)

藤原行成「権記」全現代語訳(上) (講談社学術文庫)

当時の日記は子孫への引き継ぎ業務記録なだけあって無茶苦茶つまらないので適当に読みました。こういうのをちゃんと読む歴史ファンってすごいですね。
原本では名前ってどういう風に書いているのか非常に気になります。
伊周が漢文が得意だったため、細かいことを色々言い出して周りに嫌がられたという話を聞いたことがありますが、行成も例があるの無いのうるさいと言いたくなる感じでした。
後、しょっちゅう穢れがどうのと言っていてお休みが多そうなんですけど、子供が危篤になった時に穢れに触れないように庭に下りてよその家に居候に行くのはさすがにかわいそうでした。でも日記だからか淡々としていて違和感。幼児死亡率が高いから忌引きがないのでしょうか。今とだいぶ感覚が違いますね。