血の伯爵夫人

タイトルを聞いただけでわかるようにエリザベート・バートリーが主役の作品です。
えーと。エリザベート・バートリーが自分の若さを保つために少女の生き血を求めて大勢殺したという「事実」は変わらないわけですよね。どんな同情できる「原因」があっても、財産目当てに悪だくみする敵に付け込まれたとしても、自分が勝手に生き血で若さを保てると思いこんで大量殺人した以上「悪女」の評価は変わらないとしか言いようがありませんけど…。どうして製作者はこれでエリザベート・バートリーが女性だから男性に陥れられたなんて言えると思うのかそっちの方が恐ろしいです。
それとも、ナレーション役もしている男性の心情から恋は盲目というのがテーマだったんでしょうか。