よはすべてこともなし

日本で有名なフランス語にボンジュール、メルシー、マドモアゼル、なんかの定番のほかにリアンというのがあります。ルイ16世の日記にでてくる「なにもなし」ですね。
ただ一般に言われている鈍感説は誤解で、ルイ16世の日記というのは実際は狩猟記録になっていて、「なにもなし」=今日は狩猟できなかったor獲物ゼロという意味です。結婚式の日に「なにもなし」なのはある意味当然ですね。結婚式に狩猟している余裕ありませんし。後、重大事件がおこった日に「なにもなし」なのも当然です。
まあ、絶対王制期の国王が日記を狩猟記録にする感覚は如何なものかという意見はありだと思います。私は今でも手帳に趣味の記録を毎日書き込んでいる人を知っていますから、こういう人いつの時代もいるのねと思っています。
ところでルイ16世はどうして日記を書いていたのでしょう?記録に残ってなかったり、わざわざ歴史の本に書かれていないだけでフランス王家の人たちは日記書いている人が多かったとか日記書くのが流行っていたとかですか?当時の日記つけ率ってどれくらいだったのでしょう。ひょっとしてあれは日記ではなく単に豪華な自由帳…。