むしろ名称を変えた方がわかりやすいと思う

チャールズ皇太子と結婚したカミラさんが皇太子妃でなく公爵夫人だというので、皇太子も爵位を持っているというのがメジャーになりました。この辺はヨーロッパと日本の違いで、日本では皇族は爵位を持たないので分かりにくいです。
一番混乱する有名人がエリザベート皇后でバイエルン公女とか王女とか書かれているのでどっち?と思いますが両方正しいです。エリザベートバイエルン王家の分家のバイエルン公爵の娘ですから王女であり公女です。ただ日本で王女というと国王の娘とか孫娘というイメージがあるので王女はかなり誤解される呼び方だと思います。
ちなみにヨーロッパでも身分は父親から受け継ぐものです。エリザベートの母親は国王の娘で正真正銘の王女ですがエリザベートの身分には関係ありません。あくまでも父親が王族だからエリザベートも王族なのです。
後、エリザベートは日本ではだいぶ持ち上げられてますが、実際は歴代皇后と比べると身分は落ちます。姑のゾフィーもそうですが、基本的に妃たちの父親は一国の君主ですから。(王女でなく公女の場合は公国出身です。)母系の祖父が国王というのが箔付けになったのでしょうが、バイエルン王家に適当な王女がいたら花嫁候補にすらならなかったでしょうね。