クイーンズ 後宮の乱

途中からだけど見てました。
昔の女性の一生ですね。三従の教えならぬ、父に従い夫に従い子を従え――なんですが、主役が頭悪すぎで見ていて可哀想だとか感じませんでした。最後に悪役の傅瑤が王政君を傲慢と非難しますが、私もそう思います。史実で王政君の一族から出た王莽が前漢をのっとるので仕方ないんでしょうけど、実家の人間を重用して皇帝を蔑ろにしても庇うのに、そこまでしていざとなったら敵にあっさり買収されていますし。成帝の妃選びなんてあんな事したら上手くいくものもぶち壊しで当たり前じゃないですか。
傅瑤も一線越えてますが、王政君に苛つく気持ちがよくわかります。ラッキーで自分の欲しいものを手に入れた人に足掻いている姿を上から目線で説教されたくないですよね。後、時代というか制度というかの問題も大きいですからね。半分自衛みたいなもんですし。そもそも、成帝がお馬鹿さんで王一族が横暴なのに、傅瑤が権力を握ったら国民がどうのと言われても説得力ありませんわ。ところで、この女優さんがやたら白目を剥くのが怖かったんですが、役作りか天然かどちらでしょう?
趙姉妹は姉の方が素敵に見えたので、成帝が妹を寵愛するのが理解できませんでした。薬は医師の処方を守って服用しないといけませんね。成帝の死因は薬のせいという言い伝えは確かにあります。真偽は永遠の謎ですが、当時のこのテの薬はかなりの確率で水銀や砒素が入っているので飲んでいたなら中毒死しても不思議ではありませんね。しかし、姉妹で仲がいいんだか悪いんだか。まあ、妹の言動が破綻しているのは、傅瑤と密かに戦っていたせいだと私の中では補完してあります。
三国志でもたまにあったのですけど、翻訳がおかしいくない?って突っ込みたくなるような、会話の中でセリフが繋がっていない所がありました。時代劇だと訳すの難しいんですかね。
中国の時代劇が一気に終わったので寂しいです。中国ではいっぱい制作されているのでどんどん放送して欲しいですね。