麗王別姫

今一周遅れで見ています。
主人公サイドは誰も幼子に毒を飲ませたことを反省も後悔もしていないんですね。実子を殺した皇后を非難しているけど、子どもが健康なままなら皇后だって殺したりしなかったと思いますよ。健康な賢い王子じゃないと宮廷で生き残れないという皇后の思い込みだってもとは俶兄弟の継母いじめにも要因がありますよね。
今更則天武后って言われても…。現在では名誉回復中ですよ。
皇后が俶の悪口を言って皇帝の怒りを買っています。確かに露骨すぎましたね。このドラマ、玄宗も粛宗も完全なバカじゃないところが面白いですね。
薛将軍が珍珠をの顔を知っているのって慶緒の披露宴で見ていたんですね。妃の珍珠の顔をみんなが知っているのに牢番が俶本人の顔を知らないのは変だと思っていましたよ。
しかし、能力や結果はともかく(誰も上手く結果出せてないし)一番真面目に唐のことを考えているのって粛宗しかいないのが辛いです。珍珠は仇討ち第一だし、俶は「自分が好きな家族」第一だし、皇后は自分の保身だし。
葉護と俶は関係ないって正妃と義兄弟縁を結んでいますやん。まあ、回紇王ですら養子にしたくらいだから皆見る目がなかったわけですけど…。「主人公の身に次々と降りかかる災難」にしても、確かに皇帝からしたら珍珠って疫病神ですね。
回紇人の葉護に唐第一を押し付けて何とも思わないメンタルが安碌山の謀反に正当性を与えているんですよ。
李泌は俶が皇太子になるのを願っているし同盟関係の回紇王とは義兄弟だし、こういうのを徒党を組んでいるというのでは?
ひょっとして薛将軍って曹操の父と同じ名前?
いやいや。同じようなところに針が当たっているのに薛将軍は即死で係は生きているのを怪しみましょうよ。
霊位がこれだけ失敗しているのに皇后が一枚上手とか言い続けられると俶自身も頭悪いんじゃ疑惑が出てきますわ。
なんか、俶が珍珠に拘って靖瑶との結婚を断り続けるのを見て皇貴妃の宮廷で皇帝が暴走して肝心のヒロインとずれまくっていたのを思い出しました。
もうこんなに国がボロボロで皇族との結婚なんて名誉でもなんでもないです。
え。塀から落ちた後の霊位の遺体ってどうなっていたんですか。堀にでもなっていたんですか。
靖瑶は今自分の不運な境遇にいっぱいいっぱいでしょうけど、本人が望んでいないのをわかっていて薬で身体の自由を奪って男性に委ねるっていうのはかつて自分が珍珠にしたことですよ。この先皇后や史思明を自分と違うとか言い出さないでくださいね。
しかし、このお金や食料の大事さをわかっている感が中国ドラマのいいところ。