ヨーロッパ継承法まとめ

男系男子限定。フランス、ドイツ圏の王家*1で採用。現在の君主ではリヒテンシュタインのみ。

男系男子が絶えたときのみ女子、女系を認める。サリカ法を採用していた家に男子が絶えたときに改正されることが多い。一番有名なのはハプスブルク家。男子が絶えた時はマリア・テレジアが相続したけど、ルドルフがマイヤーリンクで死去したときは直系のルドルフの娘もフランツ・ヨーゼフ1世の娘もいるのに傍系のフランツ・フェルディナントが皇太子になっています。現在の君主ではルクセンブルクのみ。

  • 直系優先、その中では男子優先

直系に近い人物が優先。ただし兄弟内では男性優先。同性内では年上が優先。古くからイギリスが採用。

  • 長子優先

直系に近い人物が優先。男女の区別なく年上が優先。30年ほど前にスウェーデンで採用されてから相次いで改正されている方法。

*1:フランスやドイツでは王政が廃止されていますが王家は存続しています。