衛子夫

悪気なく気に入らない妃を排斥するために人を殺して冤罪で死刑にする娘と家族を盾に殺人教唆して全員死んだらよかったと笑ってられる母親か…。それを見逃してかばっていたら、そりゃあ、竇姓ってだけで皇帝を馬鹿にするようになりますよね。
この時代はまだ後宮もゆるくて男性が出入りできていたのがちゃんと描かれていますね。
娘を守りたいならどうしてこんなわがままで単純で強力なバックがいなければ簡単に滑り落ちる性格に育てたんでしょう。祖母を諫めるような竇姓の横暴を治めて人心を掌握できるような女性に育てていたら子どもがいなくても武帝も廃后にできなかったのに…。
平陽府と宮廷の距離ってどれくらいなんでしょう。衛子夫って船に乗って入内していましたけど。っていうか、公主様は外で夫と暮らしているけど、竇太主はやたら娘の皇后と一緒にいるけどどこに住んでいるのでしょうか。
平陽候にも特技があったようです。建築っていつの世も汚職しやすいのですけどね。まあ、このお方には汚職するだけの才覚もなさそうだからいいか。それにしても普段失望させてばっかりなのにここぞという時に女心のツボをついてくるなんて天然のダメ男ですな。まあ、この時代は好き嫌いで離婚できませんからどうしようもありませんけど。
本人に悪気はなくてもこの鳥と舞台の騒ぎはむっちゃあざといですね。これは皇后も怒りますわ。
皆わかっていた皇后のご懐妊誤診騒ぎ。これはいたたまれませんね。さすがにかわいそうです。
よくあることですけど、主人公を見ているとイラっとするので脇役に期待します。特に易コックさんと喜娘お母さんに。