ここが変だよ、名家の恋衣

普通に感想書いても仕方ないので…。
まず、私にはテーマの三角関係が恋愛に見えません。彩虹は自分に都合のよく尽くしてくれることを男性に求めているだけ、男性2人は独占欲や支配欲の方が強すぎますよ。なんか、3人とも相手や状況が自分の思い通りにならないことに苛立ったり怒ったりしている印象が強すぎます。恋愛にそういう汚い感情がついてくるのは事実でもこのドラマは恋愛アンチテーゼ作品ではないんですよね?
後、江兄妹の彩虹が仇の娘だからきつく見えるだけで本当はやさしい設定も見せ方悪くない?って思います。この兄妹は使用人には優しく慕われているのってものすごく少ない使用人のセリフからわかるくらいで、江余が優しいシーンなんてクビにした使用人の息子を雇って荷物の担ぎ方を教えていただけですし、菲菲に至っては全くありません。菲菲は嫉妬で義兄に文句言っているイメージ、江余もやたら偉そうに命令しているイメージしかありませんよ。
シーンのつなぎ方もちゃんとチェックしていてこれなんだろうかと思う時があります。一番違和感があったのは、邵天が義母が病気と嘘をついて彩虹を呼び出すシーンです。邵天が拒否する江家の使用人に「親が病気」と言って手紙を渡したから手紙を取り次いだんですよね?なのに手紙を受け取った彩虹がすぐに出て行こうとするのに驚いて理由を聞くのっておかしくありません?それぐらい緊急だから手紙が来たんだなって思いませんかね?逆に、それぐらい重要だと思ったからルール違反を承知で手紙を渡したんでは?まるで自分の渡した手紙の中身を知らないような反応にこっちがびっくりです。
謎なんですけど、邵天は呉宏達が江一家を陥れたせいで自分の母やが失業したって知らないで横領していたんですか。じゃあ、どうして横領していたんでしょう。
後、呉宏達が江一家を陥れたと知った後の邵天が飛びつくように彩虹に伝えているのも不思議だったけど、その後の彩虹を見ていたらいい理解者やんって思いました。江余に最初に聞くことが「自分を翻弄していたのか」なんてどこまでも自分中心だし、父親のせいで江親子が苦労した=動機があるから江余が父親殺しの犯人で罪を暴いて罰を与えるとか…。まず父親の罪を謝りなさいよ。
しかし、呉宏達と江家の話を聞いているときの義母の様子を見ると、呉宏達自身誰かに利用されていて裏があるような気もしてきました。そういうとこ上手いですよね。イライラするけどやめられない…。