オレンジと太陽

思っていたのとちょっと違いました。親子の対面とか、政府との戦いがメインかと。しばらく暗い気分です。この映画に限らず、こういう暗部を上映できるのは尊敬します。
イギリスかオーストラリアかは日の光の違いでわかりました。演出なのか本当に違うのか。
この中では母親=アイデンティティーなのですね。父親のちの字もでませんでした。
あの教会はオーストラリアではどういう位置付けなんでしょうかね?子どもたちが作ったってことは新しいから歴史的権威はないし、あんな人里離れたところじゃあ信者がそんなにつかなさそうだし、そんなに知名度でなさそうだし、キリスト教には詳しくないのでわかりませんけど修行用の場所な気がしますけどね。わざわざ家まで脅しに来る人がいるとは…。単に宗教上の事に何かいうのは絶対許せない人?こういう人たちの信頼まで裏切っちゃって…。
イギリス側の偉い人たちがどこまで事実を知っていたのかは映画からはわかりませんでした。確かに善意が人を傷つけた事を認めるのはなかなかできないことです。でも善意であっても知らなかったでは許されない立場だと思います。
途中で「責任をとるチャンス〜」というセリフがあって、最後に「救えない」?みたいなセリフがあって、そうですね、世の中、誰にも責任がとりきれない、取り返しのつかない事が多すぎますね。
当たり前の大人でいるのってとってもとっても難しい。