如懿

一気見しました。
結局、皇帝と如懿の不和の原因はよくある夫婦のすれ違いであって紫禁城でこのスケールですることかという疑問が…。皇太后立后に反対したのも名前に如懿を選んだのも慧眼だったし、しかも忠告が全然役に立っていないのも…。
如懿は積極的に悪じゃないけど、愛する夫の気持ちすら全然思いやっていないし、何より庶民--紫禁城の産婆って金銭的に庶民から見たら大金持ちだと思うけど--にとっては命がかかっているお金を「たったそれだけ」としか感じられない無知さは国母としては問題ですよ。まあ、個人的に如懿の正義に則って全員が清く正しく生きることを求められる世界ってしんどいです。
こう言うとなんだけど、皇帝が短命なのは世情不安の原因として問題視されるけど、あまり長すぎるのも長すぎるで問題ですね。長生き自体はおめでたいんですけどね。皇帝もしんどそうでしたね。最後は李玉もいなくなっていましたし。--福加すごいな。
容妃はこうして普通にお妃になるんですね。しかし、衣装とお化粧で全然印象変わりますね。
助けたのにはしたないって言われるのって昔はそうだったで終わりじゃなくて、今でもマウストゥーマウスとか女性への心臓マッサージとかで色々言われるの変わってないですね。
凌雲徹が宦官になった時の反応を見てやっぱり宦官ってなりたくない職業なんだなと思いました。となると、皆は周りの宦官をどう思っているのかって話で、一人だけ可哀想って扱いならそりゃあ凌雲徹もいじめられますよね。後、李玉が初めから花婿対象外だったの如懿主従の無邪気な残酷さが改めてわかりますね。
如懿が実際に浮気しているかどうかじゃなくてそういうとこが気に入らないんじゃないの?実際に抱き合っているかどうかじゃなくてどうしてこの状況でお互いに避け合わずに好意を表すような行動をとるかなー。
進忠を殺したのは嬿婉だけど、この嬿婉の醜さは皇帝と如懿の醜さでもありますね。芸妓なんて普通に仕事していただけですやん。
嬿婉の子どもまで死んでしまうって、この頃になると皇族が弱くなっているのか子育てが形式にとらわれてだめになっているかですね。この時代の中国の皇子といえば世界最高峰の医療の恩恵を受けているはずですし。
如懿の行動が原因で第五皇子が医師を避けていたのは本当なんだけど、全て悪役の悪意のせいになって如懿は被害者のままなんですね。
この夫婦の不和って、普通の男性が皇帝になって一生懸命暴君にならないよう努力していっぱいいっぱいなのに、最愛の妻が皇帝であるより普通の男性としてよき夫・よき父親を求めているのが原因なので、たったそれだけのお金で簡単に死んじゃう庶民としてはとにかく暴君にならない最低限の皇帝であってもらわないと困るので如懿の気持ちがわかって正しさがわかっても皇帝を責められないです。